【 Ubuntuを使おう 第07回 】Ubuntu 18.04 LTSにHDDを増設
今回は、Ubuntu 18.04 LTSにハードディスクを増設したので手順を紹介します。
3月の末ごろからUbuntu 18.04 LTSを常用してきて、特に不具合も無くネットサーフィンなどの使用であれば快適なんですが、ストレージが120GBのSSDが1個しか搭載していないため、容量の大きなファイルを扱ったりするのにやや不便な場面があります。
ファイルサーバーは別にあるんですが、単体でもある程度のストレージは必要なのでHDDを増設します。
というわけで、本題へ。
増設するHDD
メーカ | WesternDigital |
型番 | WD20EZAZ-RT |
シリーズ | WD Blue™ |
インターフェース | 2 TB |
フォームファクター | 3.5 インチ |
回転速度(RPM) | 5400 RPMクラス |
ウェスタンデジタルは、色で製品の種類を分けていますが私の住んでいる近所では、青しか置いてません。
調べてみると、データ保存用としては赤が良さそうな気がするんですが、通販まで使って買う必要も無いと思ってるので青を使います。
なんだかんだで、今までウェスタンデジタルは青しか使った事がないんですが、突然死とかのトラブルに見舞われたことがないので心配も不満もありません。
SSD移設とHDD取り付け
HDDの取り付けは、ケース下部に取り付けます。
今はSSDが搭載されているので、HDDを取り付けるためにSSDを移設します。
ストレージは専用のトレーに載せて、ケース本体に搭載するためまず、現状のSSDを取り外して、HDDと交換します。
取り外したSSDは、下写真のようにマザーボード横に移載します。
ハードディスク増設作業は、これで完了です。
HDD増設後のUbuntu設定
HDDの増設が終われば、今度はUbuntu側の設定です。
Ubuntu 18.04 LTSのHDD増設は、比較的簡単で、今回はGUIでパパっと設定します。
手順は、下記の①~③の手順でOKです。時間にして、およそ3分ぐらいですね。
①増設したHDDのExt4形式でフォーマット
デスクトップ左下のアプリケーション一覧から、ディスクアプリをクリック。
増設したすぐの状態では、内容が「未知」となっています。
ハードディスクのフォーマットを行うため、歯車印をクリックして「パーティションを初期化」を選択します。
「ボリュームを初期化」と表示されたウィンドウが開くので、ボリューム名を入力し、タイプを「Linux用の内蔵ディスクとして使用する(Ext4)」を選択します。
なお、今回増設したHDDは新品なので、消去はオフにしています。
フォーマットを実行する際に警告ウィンドウが表示されますが、特に問題ないので、「初期化」をクリックして実行します。
初期化が終わると、ディスクの内容の記載が変わっています。
これでHDDのフォーマットは完了です。
②マウントオプションの設定
Ubuntuでは、増設したHDDのマウント設定を変更します。
ここで紹介する設定は、私の好みなので参考にされる場合は、自分の使い勝手の良い設定を探ってみてください。
フォーマットのときと同様に、歯車印をクリックして「マウントオプションを編集」を選択します。
「マウントオプションを編集」をクリックすると下のウィンドウが開きます。
マウントオプションで変更する箇所は
1)ユーザーセッションのデフォルト:オフ
2)ユーザーインターフェースに表示する:チェックを外す
これがチェックされていると、デスクトップにディレクトリが表示されます。私はデスクトップにアイコンがあると気が狂いそうになるので表示しません。
3)選別名::LABEL=Drive1
ディレクトリの表示名のことですが、HDDのUUIDがディレクトリ名になっていると長ったらしくて見にくいので、ボリューム名を表示するように変更します。
マウントオプションの編集が終われば、赤枠①の三角ボタンを押して内容の記載にマウント中にします。
③HDDの確認
HDDの増設と設定が正常にできていれば、「ファイル」アイコン→「他の場所」→「mnt」ディレクトリの直下に「Drive1」と表示されたディレクトリが生成されています。
「Drive1」のプロパティを確認すると、空き容量:1.9TBとなっており問題なく認識されています。
ここまでで、Ubuntu 18.04 LTSのHDD増設作業は終了です。
物理的にHDDを搭載するのに手間がかかることを除けば、割と簡単な作業と思います。
HDDの増設は、これまで何度もやってるので備忘録は必要ないんですが定番作業だと思うので、誰かの参考になればと記事にしました。
おまけ
ここ最近のPCケースは、HDDをあんまり搭載できない形状が多いですね。
Ubuntu機には、SAMA製の JAX-03W (黒鴉 kurogarasu)というのを使ってるんですが、3,5インチHDDは最大2台しか搭載できません。
価格が非常に良心的なんで購入してみましたが、マイクロATXサイズなのに、この搭載量はちょっと使い勝手が悪いですね。
昔、Antec製のP100を使ってみたことがありますが、ストレージの搭載容量は文句ないんですが、ケース自体が大き過ぎて処分しました。
20年ぐらい前の全面下部に4~6台搭載できるケースがほしいな。
あと、側面がガラスとかアクリルじゃなくて安いヤツ。
探してみて、見つからなかったら作ろうかな。
じゃ、そんな感じで。
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