【 Ubuntuを使おう 第17回 】自宅のファイルサーバー機をリプレースしてみた!

お盆休みが明けて1週間経ちましたが、まだ休みボケが抜けてません。

あと8000日ぐらい休み欲しいなぁって思いながら仕事に勤しむハコフグです。

先日知ったんですが、ここ近年の夏の異常な暑さは、もはや「地球温暖化」ではなく「地球沸騰」と呼ぶ人がいるようです。

地球沸騰は、ホントにその通りだなって思った反面、まだまだ暑くなるだろうって思っているので、沸騰の次はどんな表現がでるんだろう?と興味が湧きました。

まぁ、刻々と近づく地球の終わりは今回の話に関係ないので置いといて、今回は自宅のファイルサーバーをリプレースしたよって話です。

我が家にはNASとして使っている2台のファイルサーバー機があるんですが、どちらもOSにUbuntu18.04LTSを使っているので、サポート期限が過ぎてしまいました。

LTS版の最新は22.04で昨年リリースされており、1年もたってるのでバグ修正も進んでるだろうってことで、このお盆休みを利用して一新しました。

今回のファイルサーバーの更新は、以前の記事とだいぶ被るんですが、HDDのマウン多を自作して、且つ、ケースの加工も行いました。

更にUbuntu22.04LTSでSambaを導入するにあたって長年不思議に思ってたことも解決したので、そっちも詳しく記事にしようと思っています。

なので、ハード側の制作とSambaのインストールで分けて記事にします。

それでは、本題へ。

改造前のパソコン

今までは、ThermaltakeのVersa H17というマイクロATXサイズのケースにHDDを6台搭載して運用していましたが、今回制作するファイルサーバーは、手持ちのATXサイズのミドルタワーのケースを使用します。

ついこの前までサブで使ってたパソコンです。

中身は、こんな感じです。

このパソコンはこれから解体するので、詳しくスペックを紹介しませんが、Corei5 4440で、Ubuntu22.04Ltsでネット用に使ってたマシンです。

HDDマウンタを作る

ケースの解体は、あんまり面白みがないのでスキップして、HDDマウンタを作成します。

今回もHDDマウンタの制作には、近所のホームセンターで購入してきたSUS板を使います。

このSUS板のサイズは300mm×100mm なので、間隔を十分空けても8台のHDDが搭載できます。

ざっとCADで絵を書いて、穴あけしました。

SUS板以外にもアルミのL字アングルでファン固定用の部品とケースと連結する部品を作ります。

この加工したSUS板とアルミのL字アングルで作ったHDDマウンタの完成した姿がこちら。

最大で8台搭載できますが、最下段はケースへの組付けのために空けています。

手加工ですが、大きな穴位置のズレもなくすんなり組み立てできました。

このHDDマウンタには、140mmファンを2基搭載するため寸法合わせとして片側に10mmのスペーサーをSUS板とアルミアングルの間に入れています。

ファンも取り付けた姿がこちら。

想像したより大物になってしまいましたが、なかなか満足のいく出来栄えです。

フロントパネルを作る

HDDマウンタが完成したので、次はフロントパネルを作ります。

このケースは、20年近く前に購入したケースで、5インチベイと3.5インチベイのカバーがありません。

今までは空きベイを塞ぐ目的で、ファンコントローラーやUSBポートなかを取り付けていましたが、ファイルサーバーにするので、これらのパーツは必要ありません。

また、HDDマウンタを乗せるためケース側のベイ固定部分は取り外すので、フロントベイに何かを付けることが、そもそも出来なくなります。

なので、適当なプラバンを加工して塞ぐことにしました。

使用する材料は、近所のホームセンターになるモノでいいやってことで適当にチョイスしました。

この板を5インチベイのサイズに切り出し、ついでにメッシュを張り付けて通気性を向上します。

なお、メッシュの貼り付けは両面テープを使いました。

これで5インチベイの蓋が完成。

取り付けは、プラスチック製のL字アングルを使います。

これらの部品をスカスカのフロントパネルに両面テープで取り付けます。

まずL字アングルを取り付けます。

その上にプラ板を張り付けて完成。

微妙に色味があっていませんが、そんなに違和感もないのでコレで良しとします。

ケースに組み付ける

ケース側には、5インチベイと3.5インチベイの取り付け部品が付いていましたが、取り外しました。

写真を撮り忘れたのですが、外し方はリベットをドリルで削り落とすだけのなので簡単に取れます。

で、HDDマウンタと取り付けるとこんな感じ。

SATAケーブルと電源を繋ぐとこんな感じで、あんまりゴチャゴチャせずにまとまりました。

これでハード面の制作は完了です。

HDDの接続

今回制作したファイルサーバーは、家に余ってた部品を使って作ったので細かい紹介は割愛しますが、HDDの接続には玄人志向のSATA増設ボードを使用しました。

マザーボードにSATAポートが6個しかなく、8台のHDDを搭載するために、この部品を追加しました。

Ubuntuが認識するか一抹の不安はありましたが、特に問題なく認識しており、速度もマザーボードのポートと変わらないので安心しました。

まとめ

今回の記事は、新しいファイルサーバーの制作のみですが、この作業だけで丸々2日掛かりました。

この暑い中、外でSUS板やアルミのL字アングルを加工してたので汗だくになり、倒れるかと思いました。

ファイルサーバー用のパソコンが完成したので、次の記事ではSambaのインストール方法を書こうと思います。

過去にUbuntuでのファイルサーバー作成記事は書いていますが、当時は古いバージョンの20.04LTSだったので、今回22.04LTSで作ったので、改めて記事にしようと思ってます。

Ubuntu22.04LTSでファイルサーバーを作ろうと思ってる人がいたら、参考にしてみてください。

じゃ、そんな感じでノシ