【後編】ステンレス板からHDDマウンタを自作して18TBファイルサーバー(NAS)を作製

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前回の【前編】に引き続いてファイルサーバー機を作製した話の後編です。

まだ前編を読んでない方は、下記のリンクからどうぞ。

ちなみに、サーバー機のOSにはUbuntu 20.04 LTSを用いており、SambaでWindows機と共有しています。

ではでは、本題へ。

HDDマウンタ自作

このサーバー機の制作で、困ったのがHDDマウンタが無いこと。

昔(私の記憶では10年ぐらい前)は、自作パソコンの拡張パーツに、金属の平板にネジ穴をあけただけのHDD増設用のマウンタがあったんですが、今はそれが無い。

もしかしたら今も普通に存在してるのかもしれませんが見つけられなかった。

どうしようか悩んだ末、HDDマウンタを自作する事にしました。

マウンタの設計っぽいこと

図面の製図は、ド素人と断っておきます。

簡単に図面を描いてみました。

HDDは6台搭載しますが、隙間なく密集させるのはイヤなので、ケースの容量を勘案して、適度な隙間を設けています。

ステンレス板の加工

HDDマウンタの材料には、ホームセンターで売っているステンレスの板とアルミのL字、家具固定用の小型のL字ステーを使用しました。

この板に穴あけ箇所をマーキングします。

マジックで線を書いているので、所々滲んでいますが最後に表面を少し削るので気にしません。

不要な分をカットし、穴あけ&表面のヤスリ掛け後はこんな感じ。

アルミL型アングル加工

HDDを連結して固定する側面の板が出来たので、今度はケースに固定する座面の部品を作製します。

座面は、ケースの着座を良くするのと、傷をつけないようにするため取り付けます。加工は、アルミのL字をステンレス版と同じ幅にカットしてネジ穴を開口。

これでHDDマウンタに必要な部品の加工は完了です。

全パーツ組み立て

ネジ穴は全てドリルで手作業で開けたので、位置が合うか心配でしたが、特に問題無く組み立てできました。

やっぱ、オレすげぇ。

組み立て後の外観はこんな感じ。

各部のアップですが、ケース固定には市販の家具固定用のステーを使いました。

このステーは左右両方に3個づつで、合計6か所取り付けています。

また、底面には、薄いゴム板をカットして貼り付けています。

ケースへ搭載

完成後のHDDマウンタは、ケース前面のファン取り付け用の長穴にボルトとナットで取り付けてサーバー完成です。

SATAケーブルの取り回しがあんまり綺麗じゃないですがHDDとマザーボードの位置関係から、この接続しかできませんでした。

まぁ、エアフローを妨げることはないでしょうし、蓋閉めれば見えないのでOKです。

前面は、12cmファンを2基搭載しています。

たぶん熱はあんまり気にしなくて良いとは思いますが、壊れないようにするためのおまじないです。

これが我が家の現在のファイルサーバーです。

実は同じ物がもう一台あるので、実際には2台のサーバーを運用しています。

内訳は1台が、家族全員用でもう一台が私専用になってます。

こんな感じの工作は、好きなので近々PCケースを作ろうと思ってます。

まだ構想途中なんで、記事にできるのがいつになるのか分かりませんが、完成したら投稿しようかな。

じゃ、そんな感じで。

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