【レザークラフト】4連キーケース作ってみた!
先週に続いてレーザークラフト記事です。
今回は、レザークラフト初心者の定番(?)であるキーケースを製作してみました。
作り自体はパーツ点数も少なく簡単なんですが、出来上がった際の達成感は、前回のベルトループキーホルダーよりありますね。
細かい部分で、まだまだ初心者だなって部分もありますが、ぱっと見手作りとは気づかれないぐらいの出来になったので、明日から普段使いしようと思ってます。
という訳で、制作過程の紹介に行ってみます。
型紙の製作
型紙は前回同様、コーレルキャドで製図してプリントアウトしました。
コレを線に沿って切り分けます。
型紙はこれで準備完了。
余談なんですが、厚紙って家庭用のインクジェットプリンタで印刷できるんですかね?
試した事ないんでわからないんですが、背面の手差し給紙からだったら印刷できたりするんでしょうか?
明日仕事の帰りに100均でA4の厚紙を買ってきて試してみようと思います。
革を切り出す
今回使う革は、A4サイズで販売されているこちらのレザーです。
この革を、さっき作った型紙に合わせてカットします。
穴開けは型紙と革を重ねて、型紙ごと貫通させて開口しています。
この方法だと、穴位置が大ズレしないのでオススメです。
組み立て
今回作るキーケースは、4連のキーホルダーを使いますが、厚みの調整とキー下の補強のため長方形の革を挟みます。
このパーツは組み立てた後から手を加えることができないので、単体の時点で裏面のトコノール塗りと、コバの処理まで先に済ませます。
このパーツと、キーホルダー、裏面の革をキーホルダーのリベットで留めて合体します。
今度は表面の革にバネホックのオスを取り付けます。
バネホックは表と裏の革を張り合わせた後で取り付けても問題ないと思いますが、表面に先に付けておくとバネホックの裏側が革の間に入って見えなくなるので、この付け方にしました。
この後は表と裏の革を、G17ボンドで貼り付けます。
写真撮り忘れましたが、ボンドは全面に塗りたくって貼り付けています。
張り付けただけだと、コバがぼそぼそで、更に、微妙に揃っていない箇所やボンドがはみ出てる箇所があるので、紙やすりで整えます。
ちなみにコバの処理の前にバネホックのメスは取り付けています。
コバ処理
コバ処理が、今回のキーケースの製作で一番手間が掛かったかもしれません。
手順として、大きくズレてる箇所はカッターで切り取ってしまい、その後サンドペーパーで削りました。番手は#320→#600の順番で削っています。
サンドペーパーで削った後、ヘリ落としもやってみました。
削った直後のコバはこんな感じ。
段差やボンドのはみ出しは無くなったので、この上からトコノールを塗って木の棒で磨きました。
前回に比べて、だいぶ綺麗に整いました。
やっぱ、何事も下地処理は大事ですね。
という訳で完成。
開いた状態の写真撮り忘れましたが、ホックの位置ズレとかも無く、思いのほか出来良く仕上がりました。
外周のステッチを縫うかどうか悩んだんですが、このままの状態の方が私の好みだったのと、G17ボンドがかなり強力にくっついてるのでステッチは省略しました。
という訳で、今回もいつもの物撮り環境で撮影。
こいつは、なかなか悪くないような気がする。
サイズ感
このキーケースは、手持ちのキーケースの寸法を参考にして、少し大きめに作ってみました。
出来上がった実物は、やや厚みがあり大きめになりましたが、十分片手で握れるサイズに仕上がってるので、見た目のサイズ感や手に持ったときの収まり具合も悪くないです。
自画自賛ですが、パッと見だと既製品みたいですね。
まとめ
今回は、初心者に優しいキーケースを作ってみましたが、自分でも結構良い出来だったので、とても満足しています。
製作時間は、型紙作りを除いて2時間ぐらいでできたので、初心者が作るのに、ちょうどいいんじゃないかと思います。
最近は鍵がどんどん排斥されていってるような気がしますが、それでも、2つ3つくらい誰でも持ってると思うので、レザークラフト初めてみようって方は、まずキーケース作りから入ってみてはいかがでしょうか?
私も、まだまだ細かい部分が未熟なので、これから色々作りながら腕を上げていきたいですね。
じゃ、そんな感じでノシ