【レザークラフト】ベルトループキーホルダー作ってみた!

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前回の記事で紹介しましたが、レザークラフトの道具を購入したので手始めに簡単なモノを作ってみました。

色々調べた結果、ベルトループキーホルダーが妥当な感じだったので練習がてら作ってみたので紹介してみます。

人生初のレザークラフト作品なんで、売り物になるほどの出来ではないですが、初心者が作ったわりには悪くない感じです。

それでは、制作の過程も含めて本題へ。

型紙を作る

型紙作りは、コーレルキャドを使って作成しました。

構造が簡単なので手書きで作っても良かったんですが、せっかくCAD持ってるので活用してみました。

プリントアウトしたのがコチラ。

これを切り出して必要な部分だけにします。

若干線からズレてカットしていますが、まぁ良し。

革の切り出し

CADで制作した型紙で革を切り出します。

キーホルダー作る前に革包丁の使いかたの練習とかしてたんで、一部切り取ってます。

型紙に沿って切り出したのがコチラ。

穴は型紙と一緒に打ち抜くので、型紙と革をクリップで固定します。

何かの生き物みたい。やや不気味。

という訳で、穴あけ箇所をポンチで開口します。

穴あけ作業は両手作業なので撮影できませんでしたが、開口後はコチラ。

どうもポンチの径と図面上の穴の寸法がズレていたようで、穴の中心からズレて開けてしまいました。

この寸法ズレは、図面上の円の寸法を修正して対処しておきました。

反対側も同じようにして2か所穴を開けます。

こちらも位置ズレしていますが、初めてなんでしょうがないとして、制作を続けます。

床面とコバの処理

床面と呼ばれる革の裏面とコバと呼ばれる側面(カット面)は、そのままだとかなり毛羽立っていて使用するのに支障をきたすためトコノール塗って整えます。

全面にまんべんなく塗布できたら、ガラス板でこすります。擦る方向はなるべく革の毛羽立ちが寝る方向にこすると綺麗になるそうです。

裏面の処理が終わったら、今度は側面を同様にしてトコノールで綺麗に仕上げます。

側面にトコノールを塗ったらコバ仕上げ用の木の棒で、地道に擦ります。

このトコノール、使う前はおまじない程度のモノかと思ってましたが、全然違いますね。

トコノールで仕上げると、気持ちいいぐらい毛羽立ちが収まって綺麗になります。

トコノールの重ね塗りとか、下地処理(サンドペーパーとかで整える)をしてやればもっと綺麗になりそうなので、次の作品で試してみようと思います。

キーホルダー組み立て

革の切り出しと床面・コバの処理が終わったので組み立てます。

まずはキーリングの部分から作ります。

キーリングを固定する巻き返しの部分は、バネホックのオスを打ち付けて固定するんですが、一応ボンドも使って接着します。

使用するボンドは、コレも愛用者が割と多い印象だったコニシボンドG17。

ボンドの使い方は、ここでは省略しますがキーリングを巻き込んで接着した姿がコチラ。

正直このボンド、恐ろしいほどがっちりくっつくので、かなりびっくりしました。

無理に剥がそうとしたら革が破れそうなぐらい。

すごいなコレ。

という訳で、バネホック(オス)を打ち付けます。

後は、反対側にバネホックのメスを打ち付けて完成です。

組み立て後の姿がコチラ。

いつもの物撮り環境で、工具とかの背景が無い状態で撮影してみました。

あんま変わりませんね。

作ってみた感想と、今回分かった課題みたいなヤツ

始めてのレザークラフトで、作ったモノは単純なベルトループキーホルダーなんですが楽しかった。

いやホントに。

出来としては寸法や穴の位置ズレなどあり、絶妙に違和感のある出来上がりとなりましたが、この辺は今後の改善項目ですね。

今回ベルトループキーホルダーを作ってみて、色々課題も見つかったので、これから少しづつ改善して作品の質を上げていこうかなって思ってます。

差し当って次の作品を作る前に、対処したいのがこの2点。

①革のカットが思うようにできない

型紙の通りに切れないので、どんなにCADで頑張って図面を描いても無意味になってしまいます。

思い通りに切れない要因の一つに、革包丁の切れ味の悪さがあり、これは我が家にある包丁の砥石で研ぐことで対処します。

他の要因として、直線のカットをする際にフリーハンドだとガタツキます。

練習あるのみって気もしますが、それよりは直線カットの治具でも作ろうかと思ってます。

まだ構造が漠然としているので、少し真剣に構造を考えないといけないですが、カット治具は、そのうち作ろうと思います。

②型紙の印刷条件を調べる

型紙はCADで描いてるんですが、図面用のプロッターではない家庭用のプリンターで印刷すると微妙に寸法がズレてしまいます。

なので、このズレを前提に型紙の形状や寸法を決めないといけません。

印刷時の寸法ズレは、手間は掛かりますが特に問題なく直せるので次の休みの日にでもやろうかと。

他にも、まだまだ課題が見つかっていて、バネホックの表面に微妙な傷がついてるので、これも直すために、打ち付けの受け金具の表面を整えたりしないといけないし、コバの処理でも今回はヘリ落としと言われるカット面のエッジの面取りはしていないので、コレも練習しようと思ってます。

まぁ、始めたばっかりなんで上げ出したらキリがないですが、地道に身に付けていこうと思います。

ゆくゆくは、メルカリとかミンネあたりで販売できるぐらいのモノが作れるようになりたいなってのが目下の目標ですかね。

まとめ

いやぁ楽しかった。もっと早く初めれば良かった。

しばらく簡単なモノを量産して、もう少し腕が上がったら財布でも作ってみようと思ってます。

工具も足りないモノがあるので、少しづつ買い足して色んなモノを作れるようになりたいですね。

一つ困り事としては、私の住んでる所はド田舎なので、レザークラフトの資材や道具を販売してる店が無いんですよね。ネット通販で買うのでも良いんですが、出来れば革なんかは現物を見て買いたいので、ちょっと悩んでます。

近所に手芸店がいくつかあるので、今度仕事の帰りにでも覗いてみようと思ってますが、中年男性が入るには、結構、敷居が高いのが躊躇うところです。

休みの日に奥さんについてきてもらうのが無難なんですかね。

まぁ材料の調達も含めて楽しもうと思ってます。

また何か作ったら記事にすると思うので、良かったら見に来てください。

じゃ、そんな感じでノシ