【レザークラフト】財布作りにリベンジ!ハーフサイズのバイカーズウォレット作ってみた

前回の記事のリターンマッチです。

まぁ、リターンマッチといっても完全な失敗作って訳ではないのですが、今の私が欲しいなってモノとだいぶかけ離れていたので作り直しました。

で、全く同じ形状の財布を寸法変えて作っても面白くないので、今回はバイカーズウォレットの短い版を作ってみました。

今回は、前回の作品を元に特に寸法の手直しを重視して作り直してます。

で、今回も制作途中をちょこちょこ紹介しながら記事にしようかと思ってたんですが、完成後に色々不満があったので、主に完成品のレビューをして作品のクオリティを上げるにはどうしたらいいか考えてみようと思います。

それでは本題へ。

いきなり完成品の紹介

パッと見は結構良さそうというか、様になってますね。

ちょっとづつですが続けてると腕が磨かれてきてるんですかね。

なんでもそうですが、ど素人の状態から少しづつ上達してる期間って実感もあってすごく楽しいです。

構造は、一般的な形にしました。カード入れ3枚分とコインポケット付き。

今回の財布はお札の落下防止のためフラップを追加しました。

このフラップの内側にお札を入れておけば、落下の心配はありません。

サイズも狙い通りにでき、片手に収まる大きさです。

素人の手作りって考えると、結構な出来だと思います。

改善したい不満箇所

遠目に見ると悪くない仕上がりっぽいですが、そこは素人なので、やっぱりイマイチだなぁって箇所がちらほらあります。

目指すは既製品並みのクオリティなので、今回の作品から今後の改善点を抽出しようと思います。

それでは、順に不満な部分を紹介します。

ステッチと穴のバランスが悪く不均一

どうも私の使っている菱目うちは、安物のポンコツなので穴の開き具合が悪いです。

形も外周がけば立ってしまい、その穴に糸を通してもごまかし切れないため、よく見ると不細工な仕上がりになってます。

これは菱目うちの問題と思っているので、新しく良いのを買うか、今持ってるのを研いで整えるかのどちらかが改善の対策になります。

新しいのを買ってもいいんですが、菱目うちがヘタって来るたびに買い替えるわけにはいかないので、今持ってるのを使えるようにしようと思います。

折り目の皺が目立つ

財布の構造上、仕方がないのかもしれませんが、今回の作品はやたら皺が入ってしまいました。

この皺は張り合わせの際に、まっすぐの状態で張り付けたためだろうと思うので、次は曲げた状態で張り合わせて表面に皺が入らないようにしてみます。

ヘリ落としがガタガタ

私が使ってるヘリ落としは、キットに入ってたポンコツなので切れ味がかなり悪いです。

加えて歯が大きく持ち手の角度で切れ込み方がかなり変わってしまいます。そのため、ステッチの穴あけで歪んでしまった箇所などは、下の写真みたいにガタガタになってしまいます。

これは、まず道具から見直した方が良さそうなのでおとなしくヘリ落としを買うことにします。

ボンド層が分厚くダマが多い

革の張り合わせは定番のG17(コニシボンド)を使っていますが、このボンドは伸びがかなり悪いので、ところどころにダマができてしまいます。

そのためコバをどんなに磨いてもこんな感じで、ところどころにボンドの塊が挟み込まれています。

このボンド層は、思いのほか目に付くというか、コバの仕上がりがキレイに見えません。

なのでステッチと同じぐらい重要な要素なので、なんとかしようと思います。

G17は一度張り付けると、絶対剥がれないぐらい強力なのと入手性が恐ろしく良いので、何とか使いこなす方法を考えるつもりです。

それでも、どうにもならなかったら、他の定番ボンドを試してみようと思います。

今のところG17がどうにもならなかったら、このゴムのりを使ってみるつもりです。

まとめ

今回は作り直した財布のレビューをしてみました。

構造やサイズは文句無しなんですが、細かい部分を見ると、まだまだ素人仕事って感じがして納得できていません。

この記事で紹介した不満点は、これから一つづつ改善するつもりなので、それぞれ別の記事で紹介します。

余談ですが、作品の不満ではないですが、レザークラフトは制作途中の写真撮影が恐ろしく難しいです。

もっと手元の作業風景の写真を載せたいんですが、私の手は二本しかないのでどうにもなりません。

こっちも地味に悩んでるので、そのうちなんとかしようと思ってます。

どうやって改善するかは、まだ考えてませんが。

じゃ、そんな感じでノシ