ケーブル焼損したテレビ接続のパソコンを修理。ついでにOSとGPUをアップグレード!

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我が家のリビングTVには、ミニタワー型のパソコンを接続しています。

用途は、主に子供たちが映画やYoutubeの視聴に使っているんですが、最近調子が悪い。

電源オンでOSが立ち上がらずBIOS画面になってフリーズとか、OSが起動してもしばらく使ってると、突然再起動したり電源が落ちたりとか。

SSDの寿命が近いのかなぁとか思ってたんですが、先日ついに起動すらしなくなりました。

という訳で、今回は故障したパソコンの修理記事です。

それでは、本題へ。

リビングPCスペック

このパソコンは、6年ぐらい前に作ったモノで、用途はテレビに繋いで動画の視聴やインターネットをするのに使ってます。

あまり重たい作業はしないので、構成としてはかなり低めでこんな感じ。

CPUIntel Pentium G3220(Haswell)
CPUFANリテール
MemoryTeam DDR3 1600MHz PC3-12800 2GBx2
M/BASUS H81M-E
LANon borad
VGAAMD Radeon HD6450(SAPPHIRE)
SSDKingston 120GB
HDDWestern Digital Blue 500GB
Driveなし
Caseサイズ スリムタワー
CaseFanケース付属
電源ケース付属
OSUbuntu 14.04 LTS

このパソコン、スリムタワー型のケースを使っているので、テレビ台に設置するには横向きにしないといけないのが、イマイチなポイント。

HTPCケースに入れ替えれば解決するんで、いつかケース交換するかもしれません。

故障原因

このパソコンの故障原因は、テレビ台から引っ張り出す時点で判明しました。

なかなか衝撃だったんですが、電源ケーブルとケース側のコネクタが焼損していました。

ケーブルの一部が溶けてケース側端子に覆ってしまっています。また、その他の端子も錆びて赤黒くなってます。

何があったねん?

20年ぐらいパソコン自作して来ましたがこの現象は初めてです。

考えられる原因としては、このパソコンは設置場所がテレビ台の中のため、子供たちの手が届きやすく、最近一番下の2歳児が時々引っこ抜いていました。

抜き差しを繰り返すうちに、端子を汚したかホコリをかんだか、差し込みが甘かったかそんな所じゃないかなと思ってます。

ケーブル交換修理

原因が、接点の焼損なのでコンセント側のケーブルと、ケース内部のケーブルを交換します。

今回の焼損の推定原因である、ちびっ子のイタズラ防止のためケース内部用のケーブルを除去し、電源からコンセントまでを一本で繋ぐようにします。

このケースの内部のケーブルは簡単に取り外せるので、焼損したケーブルを撤去して新品のケーブルを取り付けます。

ケース内ケーブルの取り外し

ケース内部のケーブルはL字コネクタで電源に接続されているため、交換するケーブルも同様にL字のモノを用意します。

ケース内のケーブルは、側面側のファン、プラのカバーを取り外すと姿を現します。

この状態で電源を外すと、ケーブルが完全に露出します。

ケース側はネジ2本で止まってるだけなので、外して撤去完了。

交換用のケーブルは、一応オーディオ用のL字コネクタのモノをチョイス。特別拘りがあったわけではないですが、値段と容量を見て決めました。

ケーブルの容量は7.5A、125Vで、電源250Wなんで、かなり過剰ですがケーブル側が大きい分には問題ないので、コレを使うことにしました。

ケーブル交換

ケーブルの交換は、取り外しの逆手順なので細かい部分は省略して完成後です。

ケーブルが少し太くなりましたが、問題なく収まっています。

分かってた事ですが、この修理方法だと、バックパネル上のケーブルの通し穴がスカスカになります。

見た目が恐ろしく不細工ですが、子供が小さいうちはしょうがない。我慢します。

組立て&OSインストール

修理前のこのパソコンのOSは、Ubuntu14.04LTSが入っていました。LTS版ですが、バージョンが14,04なので、2019年でサポートが終了しています。

忘れてたなぁって事で、この機会にUbuntu20.04LTSへ変更します。

保存してるデータや設定が特にないのと、グラフィックボードを変更したかったので再インストールすることにしました。

変更するグラフィックボードは、NVIDIA GeForce GT1030。

メーカーASUS
型番GT1030-SL-2G-BRK
GPUNVIDIA GeForce GT 1030
出力端子HDMI 2.0×1、DVI-D×1

GPUパワーは、全く必要ないですが、マザー側にHDMI出力がないためGPUが必要で、更にファンレスにしたかったので、このグラフィックボードを使う事にしました。

このグラフィックボードは、なかなか潔い構成でDVIとHDMIが一つづつしかありません。

組み立てるとこんな感じ。

配線の整理はあまり熱心にしない方なので、ごちゃごちゃしてますが、悪さすることはないのでコレで完成。

グラフィックボードのヒートシンクが独特な形状をしてますが、コレなんか計算の上でこの方になってるんでしょうか?

Intel GPUのドライバインストールは、以前記事にしていますので、ドライバのインストール方法が知りたい方は、リンクを張り付けておきますので、そちらを参考にしてください。

OSインストール後は、サーバーへの接続とkodiのインストールを行って完成です。サーバーの接続方法と、kodiのインストール方法も過去に記事にしていますので、興味のある方は下のリンクからどうぞ。

トラックボールマウスRelacon紹介

本題のパソコン修理から少し脱線しますが、今回のリビングパソコンの修理にあたって前々から気になっていたマウスを購入してみました。

このマウスは、机などに置くことなく手持ちの状態でポインタやボタン操作ができる優れモノです。リモコン感覚で使えるよう設計されており、テレビに繋いで使うパソコンには持ってこいのマウスです。

内容物は、マウス本体とレシーバー、更に専用の台座もついてます。

できれば、電池式ではなくバッテリー式で台座に置いて充電ができるとかだと、個人的に更に良かったかな。

電池で困ることもあんまりないんですけどね。

まとめ

パソコンの修理自体は簡単だったんで、出費も少なく、すぐに復旧できてよかったんですが電源ケーブルの焼損という不具合を、今回初めて経験したわけですが、コレ冷静に考えるとかなり危ないですね。

下手したら家が燃える可能性もあったわけですから、少し肝を冷やしました。

基本タコ足配線はあまりやらない方ですが、長年放置してるとホコリの蓄積とかで発火なども、ニュースになったりしますし、定期的にコンセント周りは点検・清掃した方が良さそうです。

特に子供部屋なんかは、親の目が届きにくいですし、意識しとかないとなぁと思いました。

この記事を読んでくれた皆さんも、家電製品の電源やコンセント周りは注意しましょう。

じゃ、そんな感じで。