【 物撮り環境を構築する その② 】Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gと標準ズームレンズを比較してみた
物取り環境構築の2回目です。
前回挙げた気になる4点について、今回は①を考えてみたいと思います。
■物取りで改善したい点
①もう少し明るい絵で撮りたい。
②小さい被写体をアップで撮りたい。
③比較写真を撮る場合に、同一条件で写真を撮りたい。
④もう少しカメラを使いこなしたい。
③の記事はこちら
明るい絵を取りたい理由として、現在撮影した写真はNikon純正のRAW現像ソフト「Capture NX-d」を使って補正しています。
一枚や二枚なら、あまり気にならないんですが、そこそこ枚数があると結構手間なので、これを取って出しにしたい。
まぁ、さすがにそこまでは難しいとして、せめて補正しきれないため撮り直しするのは無いようにしたい。
というわけで、最近F1.8の単焦点レンズを使うようにしてきたんで標準ズームレンズ(キットレンズ)と簡単に比較してみようと思います。
では、本題へ。
Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
Nikonの入門用単焦点レンズの定番(と個人的に思ってる)のAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gを紹介します。
このレンズの一番の売りは、コスパの高さですかね。
2万円を超える価格なので、決して安い買い物とは言えませんがカメラのレンズとしては購入しやすい価格と思います。
ちなみに普段使ってるD3300のレンズキットについてきた標準ズームレンズはこちら。
メーカー | Nikon | Nikon |
製品名 | AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G | AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II |
最大絞り/最小絞り | F1.8/F16 | F3.5(焦点距離18mm)/F36(焦点距離55mm) |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.45m | 0.28m(Auto Focus)、0.25m(Manual Focus) |
最大撮影倍率 | 0.15倍 | 0.3倍(Auto Focus)、0.36倍(Manual Focus) |
外観上はあんまり差がありません。高級感って意味で。
たまに見かける外観が白いバズーカ砲のようなレンズは素人目で見ても高そうに見えますが、このAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gでは、あんまりそういう印象は受けませんでした。
まぁ、不満は無い。
カメラ本体へ取り付け
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gを、D3300に取り付けてみた外観は、こんな感じ。
レンズが割と小さいので、D3300のような小型なカメラとバランスが良い。
カメラ本体が、一回り大きいD7100につけると若干バランスが悪い印象でした。
バヨネットフードは、花形ではなく円筒形。
私的にはフードは花形が好きなんですが、レンズによって形状が異なる理由は何なんでしょうね?
撮り比べてみる
基本ド素人なんで、どう比較するのが一般的なのかよく分かりません。なので、普段自分が使うであろうシチュエーションで比較してみます。
①シャッタースピード、ISO固定で比較
これは普段ほぼしないマニュアルモードで撮り比べてみました。
照明も室内の天井照明のみで、シャッタースピードとISO感度を固定してレンズの集光のみで画像の明るさを比較しています。
Capture NX-dでの補正もしていない撮って出しなんですが、かなり差がある結果になりました。
ホワイトバランスが、かなり狂ってそうですが気にせず比較。
単焦点レンズがすごいのか、標準ズームレンズがしょぼいのかは、わかりませんが、思いのほか差があったんでびっくりしました。
やっぱりF値の低い単焦点は、エントリーモデルであってもキットレンズとは性能が違うんだなぁと感心。
②オート(発光禁止)撮影で比較
基本的に、普段はこのモードで使ってます。
恥ずかしながらマニュアルモードで色々拘って撮るほど、カメラを使いこなせていないので。
比較した結果がこちら。
こちらも①と同様で、オートで撮っても明るさが全然違いますね。
この比較では、オートのため撮影条件が異なっています。
レンズ | 露出時間 | 絞り値 | ISO |
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G | 1/60sec | F5.6 | 1400 |
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II | 1/125sec | F5.6 | 400 |
標準ズームレンズでISO感度が1400になっていますが、このぐらいならザラついた感じのノイズとかは見られません。
ですが、できればISO感度は低めで撮りたいので単焦点レンズの方が撮影条件も含めて良好と思います。
私の節穴で見る限りでは、これならCapture NX-dで色調補正をしなくても良いかなって気がします。
ただ、ブログで見る写真はできるだけ大きく、明るい方が望ましいというのが私のポリシーなので、もう少し頑張ってみます。
③照明を当てて比較
デスクスタンドを照明にして、真上から光を当てて撮影してみました。
どちらも白みがかった絵になりましたが、さっきより明るい。ちなみにモードは、②と同じ発光禁止オート。
レンズ | 露出時間 | 絞り値 | ISO |
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G | 1/60sec | F4 | 800 |
AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II | 1/125sec | F5,6 | 400 |
照明も追加すれば標準レンズでもかなり健闘していますが、やっぱり単焦点レンズの方がキレイですね。
というわけで、物撮りするにはレンズはAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gの方が良さそうという結論になりました。
今後、このブログに載せる写真はできるだけAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gで撮ろうと思います。
あと、これはレンズとは関係無いんですが照明当てると全体的に白みがかってるのはLED照明だからなのかが気になりました。
LED照明は、基本青色LEDに黄色の蛍光体で疑似的に白色発光しているため、光の中に暖色系の色の波長が含まれていません。
カメラのセンサーは、入射する光の波長に正直だと考えると、暖色も含まれた照明を使った方が、より実物の色に使づくのかな?と素人ながらに思ったり。
今度、照明の光源変えて撮り比べするかもしれないし、しないかもしれません。
おまけ
単焦点レンズを購入したのは、割と前なんですが、目的は背景ボケ写真を撮りたかったから。
あんまり上手ではないですが、このAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gだと私でも、このぐらいの背景ボケ写真なら簡単に撮ることができます。
この感じで、娘や息子の写真を撮るのが好きなんですよね。
家族旅行や子供達の行事なんかで、何気なく背景ボケしたスナップが撮れると飾りたくなります。てか、飾ってます。
このレンズは、数年前に同僚のカメラ好きに進められて購入したんですが、当時の私と同じように、Nikonの一眼レフを使ってるけどキットレンズで家族の写真を撮影している方には、是非、AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gをおすすめしたいですね。
じゃ、そんな感じで。
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